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週刊アスキーを震撼させた、津原初の週刊連載小説。
SFJに提供したエクリチュールと、新たなエピローグ部を
内包する完全版として、2006年初春、緊急出版。
スーパーポジディヴな津原の思念を体感せよ!!!!

 水没都市Q市の沖合に浮かび、シーチューブで本土と繋がれた巨大人工島、アクアポリス。そこに存在しえぬ巨牛が現れた晩、小学生タイチは校庭に全裸の少年を見つける。少年の名はサイト。おそらくエンプティ。
 数年後、スーパー・サイエンス・スクールに通うタイチの前に、Jとなのる白髮の女設計士が現れていう。「きみは濡女を見たはずだ」。 年齢も国籍も不詳のこの女は、みずからを蘆屋道満の末裔、そしてアクアポリスの守護者であると称した。なぜQ市復興計画においてアクアポリス建造が最優先されたのか?  謎の答はアクアポリスの姿そのものにあった。十二の格子を内包する五角形の島、それは道満の護符と晴明の護符を暗示していた。
 復興景気の夢ふたたびと、あらゆる利権を手中にQ市壊滅計画をめぐらす統治府の要人たち。彼らは変幻自在の荒ぶる精霊、伝説の牛鬼を召喚し、アクアポリスのセキュリティを破壊、沈没させんとしていた。誰の目にもうつらぬ危機。タイチとJの静かな戦いが始まる――。

カバー写真 伊奈英次
見返しイラスト 寺田亨
装訂 鈴木成一
ISBN:4-02-250150-2
定価 1400円+税
朝日新聞社(四六判)


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